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舞の生い立ち

by 伊芸 美紀

写真 : 遠藤 あすみ

 「美紀の舞の生い立ち」

   沖縄の自然豊かな環境で培った感覚と、信仰深い家庭で育った影響で、独自の祈りの踊りが生まれた。

  幼少期の原風景。

大きなガジュマルの樹。

蔦が揺れるたびに、風と樹々がダンスしているようだった。

ガジュマルの這うような根や幹は今にも脈打ちそうだった。

浜辺の波しぶきや、海を渡る風は、模様を描いているようで、いつまでも眺めていられた。

   家族の思い出。

故郷では自然信仰は生活風景のひとつだった。更には私の曾祖母はユタ(イタコ)をしていた事もあって、家系的に特に祈りの習慣が根強かったように思う。

育ての親だった祖母も信心深く、他人の為に祈る姿、そして祈りを込めた行動力には、幼いながらに心打たれるものがあった。

物心ついたときから、月に数回、家族でお寺での祈りの護摩焚きに立ち会う習慣もあった。それは成人して上京するまで続いた。

仏具が刻むリズム、祝詞の奏上、

護摩焚きで揺れる炎。

それら全てが唄で、踊りで、こちらまで血肉湧き立つのを覚えている。

それが私の唄と踊りの原風景だった。

【出演情報】

ダンスカンパニーUzme研究生として出演します。

◇11月27日火曜日 11:00〜/14:00〜

ダンスカンパニーUzme  鎌ヶ谷地方公演『nostalgia』

場所 :鎌ヶ谷駅最寄り スタジオエンゼル

御予約は下記フォームより。

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